お知らせ

2017.09.09

8月27日 施餓鬼供養・新盆供養 ご報告

こんにちは。

7月より仙臺納骨堂に新しくスタッフとして加入しました、鈴木と申します。
すこし前まで関東にいましたが、故郷の仙台が恋しくなって帰ってきてしまいました。
お墓のことはまだまだ勉強することばかりですが、どうぞよろしくお願いいたします。
お参りの際にはお気軽にお声がけくださいね。

さて、先日8月27日、経王寺本堂にて午前中に「施餓鬼(せがき)供養」、午後に「新盆供養」が行われました。


※法要中のようす

施餓鬼供養」について、皆さまはご存知でしょうか?
もともと縁があったご先祖さまが、いろいろな事情で縁をなくしてしまうと、
無縁さま、つまり「餓鬼」になられてしまいます。
例えば、亡くなったことに気がついてもらえない方や、
疎遠になってしまった方のことですね。

このような無縁さまを供養するために行われるのが施餓鬼供養です。
餓鬼となった無縁さまはお腹がすいていますから、お供物やお水をあげて供養します。
この送り主が、普段は家の位牌や仏壇にいるご先祖さまなんです。
すると、無縁さまたちはご先祖さまたちにたくさん感謝します。
その感謝の気持ちが、ご先祖さまの徳になる、というわけです。

目印として分かるように紙塔婆を立てて、
このご先祖さまたちが供養しているんですよ、と教えてあげているんですね。


※紙塔婆が祀られた本堂

お盆の供養というとご先祖さまを直接供養する、というイメージでしたが、
この施餓鬼供養は、ご先祖さまが徳を積むお手伝いをする、というものなんですね。

そして今年、初めてお盆を迎える故人さまは、
今回が始めてのご供養になりますから、
毎年迎えるお盆の中でも新盆供養は大事なものとされているそうです。
何事もはじめが肝心ですからね!

・・・・・・奥が深い!

新盆供養の次第は、まず元木住職よりご供養の説明をいただいてから、読経が行われました。
その後、皆さまからご焼香をいただき、塔婆が読み上げられました。
塔婆に書かれたご先祖さまのお名前がおひとりおひとり読み上げられますから、
ご供養していますよ、ということが無縁さまにもしっかり伝わっているに違いありません!


※住職の読経のようす

仙臺納骨堂では、このように定期的に合同法要を行っています。
後継ぎの方がいなくても、きちんとご供養をさせていただきますので、
皆さまにご安心いただけているのかな、と思います。

法要が終わったあとは、皆さまに当館でお参りいただきました。

お参りといえば、先日のお盆期間中には、約300組もの方々がお参りにいらしてくださいました。
お盆で仙台に帰省されて電車で来られる方も多く、
車がなくてもお越しいただける利便性を感じていただけているようです!

当館は毎日8:30~17:30の間、開館(無休)しております。
いつでも気軽にお参りにいらしてくださいね。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。



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